【目指せ富士山】登ってみて初めてわかった、普通の人が注意するポイント:準備編

日記

外国からの観光客が少ないうちに、今まで登ったことがなかった富士山に挑戦してみたいと考え計画しました。
とはいえ、普段からマラソンやトレランを趣味として走っている人なら体力的には何の準備も不要ですが、私は年齢も50代に入りましたし、普段これといって運動をしていないので、体力的には十分すぎるほど不安があります。
ネットを見てると、体力的にも高山病的なものへの対策なども結構大変らしいので、どんな日程にするか熟考しかつ多少の体力づくりをしてから臨みました。
その際に注意した点についてまとめてみましたので、これから登ろうかと思ってる人の参考になればと思います。

準備段階

登山計画

個人旅行かツアー参加か?

まず大きな分かれ目としては、現地まで個人で行くかツアーに申し込むかどちらにするかです。
今回は、関西から一人での登山ですので、車のほうがお金がかかるし体力も削られるのでツアーを利用することにしました。
多人数で行く場合は車のほうが安くつくし、行動・時間の自由も効きます、コロナ感染の確率も減るので選択肢に入るかと思います。

どの登山ルートを選ぶか?

初心者向けとしては「吉田ルート」か「富士宮ルート」のどちらかになります。
普通は「吉田ルート」のほうがおすすめなようです。
今回私は、日本最高峰である「剣が峰:3776m」にいってみたかったので、ツアーとして剣が峰に登れそうな「富士宮ルート」にしました。
「吉田ルート」だと登頂口から剣が峰まで距離があるので、ツアーでは時間的に無理だそうです。個人旅行で時間と体力に余裕があれば「吉田ルート」でも可能なのではないかと思います。
「富士宮ルート」は「吉田ルート」と比べると距離は短いけどその分登りが急だそうですが、初心者でも注意すれば可能なようでした。(御殿場ルートのツアーなどは「初心者お断り」と記載のあるものもあります)

日程は?

日程には主に、

  • 朝発2日間コース
  • 夜発3日間コース
  • 夜行日帰り3日間コース

がありました。
ご来光が見たかったのと体力的に自信がないので、日帰りコースは選択外です。
後の選択肢は、「朝発2日間コース」と「夜発3日間コース」のどちらにするかですが、これは微妙なところです。
朝発にすれば前日普段通り眠れますが、少し時間的には短めです。仮眠は7~9合目の小屋。
夜発にすれば時間に余裕はありますが、バスで寝るのでよく眠れないかもしれません。仮眠は9合目以上の小屋。
今回は時間に余裕のある「夜発3日間コース」にしておきました。
費用的には、夜発のほうが1500円程高いです。
振り返ってみると、時間もそうですが、仮眠が9合目以上でよかったです。その日は私立高校の団体も登ってきていたので、あまり下にいるとご来光を見るための夜登山の際に渋滞に巻き込まれ大変だったかもしれません。なるべく上で泊まるのは何かと安心です。

バスのグレード

バスのグレードとしては、

  • スタンダード
  • らくらくシート:足元広め(+4千円)
  • リラックスシート:足元ゆったり・電源付き(+6千円)
  • 3列独立シート:隣がいない・フットレストレッグレスト付き(+8千円)

があります。
今回私は、ケチってスタンダードにしましたが、平日の閑散期にしたのできっと隣はいないだろうと賭けました。
夜行の場合、二人で参加とかで隣が知り合いとかならいいですが、知らない人と隣では気を遣うのでより眠れないと思いますのでお勧めしません。
普通に混んでそうな時期は2人なら最低らくらくシート、一人なら最低3列独立シートをお勧めします。
結果的に今回は狙い通り、往路はリラックスシートの窓側で通路側は空きという席でしたので広々してました。
復路は本当にスタンダードタイプで隣も知らない人が座ってましたが、昼間の運行なので特に問題ありませんでした。

ガイド付きかフリープランか?

次の選択肢としては、登山ガイド付きにするかフリープランにするかがあります。
今回私は、登山ガイド付きにしました。理由としては、

  • 体力的に不安。高山病にもかかりにくいようペースを作ってくれる安心感が欲しい。
  • 富士登山関連とかのいろいろな話が聞けそう。
  • 一人登山なので何かあったとき含め精神的に不安。

です。
費用を比較しても千円二千円レベルの差のようですので、安心を買うことにしました。
振り帰ってみると、初心者の私にはこの選択は非常に良い選択だったと思います。
時期・混み具合にもよるのでしょうが、今回は参加者12人に対して2人のガイドがついてくれました。
ガイドがついてくれるとほとんどの心配事から解放されるので精神的に非常に楽です。
個人的にはガイド付きを強く推します。

時期

いつ登るかという問題もあります。要素としては、

  • 休みの都合
  • 混雑具合
  • お天気

というところでしょうか。
休みの都合は、金曜の夜から土日を使っての行程なら、勤務先にあまり影響がないので1週間前とかでもツアーに申し込めると思います。この場合は多少天気を考慮できると思います。休みを取るなら天気は無視して少し前には決めてしまわないといけませんね。
混雑具合は、普通に休みの辺りとお盆前後が混雑するようです。まだ外国の方が少ない分はすいていると思います。
お天気は非常に気になるところですが、独立峰の富士山の天気は基本的にはわからないというのが一般論のようです。幸い私の場合は天気も丁度よく(登りは薄曇りで暑すぎず、ご来光と下りは晴れ、しかもほぼ無風)、ガイドさんもこんな好条件はまれで、次来たときはこんな感じと思わない方がいいといっていました。実際前日は途中で雷雨になり、どこかに雷も落ちて非常に恐ろしかったし、ツアーをどこかで中止しようか迷ったそうです。
とはいえ、一般論としては梅雨明けが例年7月下旬なのでそれ以降のほうが天気が良い確率は高いといえます。

体力づくり

必要な体力レベル

40代ぐらいまでの人なら、ガイドさんが作るペースでゆっくり登り下りする分には特に特別な体力は必要がないと思います。実際低学年のお子さんでも元気に登山してますし。
ただし50代以上の方は少し用心して、自分の現在の体力の確認を含め多少の準備はしておいた方が良いと思います。
(普段からマラソン・ロードバイク・トレラン・トライアスロンなどが趣味の人は別です)

筋力

登り下り:太ももを鍛えるスクワット(基本毎日)

反動をつけずあげるときとおろすときに3秒ずつかけて。
はじめは、朝昼晩に10回ずつ。慣れてくれば、朝昼晩30回ずつ。

高山病予防:呼吸する筋肉を伸ばすストレッチ(基本毎日)

背中にクッションをひいて仰向けに寝そべり腕を頭の上に伸ばし大きくストレッチ。
5秒ですって、5秒ではく深い呼吸。

バランス力:体幹を鍛えるブランク(基本毎日)

体を板のようにまっすぐにして動かさない。
最初は10秒から、徐々に時間を延ばして1分キープできるように。

持久力

坂道ウォーキング・ランニング(週1~2回)

ウォーキング1時間から初めて、坂がなければランニングや階段トレーニングを30分程度

シミュレーション登山(月1~2回)

本番前に低山登山で体力の確認を。できれば本番同様に5時間程度活動。

関西:六甲山・金剛山・伊吹山・八経ヶ岳
関東:高尾山~景信山・三つ峠・大菩薩嶺・大山
(登りも下りも歩きましょう。私は下りをさぼったので最後の下りで筋肉の活動限界を迎えつらかったです)

体重

できれば無駄な贅肉は街に捨てていきましょう。3キロ減量すれば500mlのペットボトル6本分荷物が軽くなるのと同じです。
1ヶ月程度あれば運動とお昼ご飯の調整、おやつの我慢だけで3キロ程度落とせます。

参考)
【目指せ富士山】なるべく登頂率を上げるために鍛えて体重を落とそうと思います
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【コンビニランチダイエット】セブンで普通に食べてランチ1食300kcal以下メニュー

持ち物チェック

ツアーのしおりや、登山ガイドブックなどのチェックリストを活用して必要なものをそろえておきましょう。
登山道具を揃えない人はレンタルという方法もあります。
参考)参加したツアーの「持ち物チェックリスト」
今回私は、下山の際、靴に砂が入らないように「スパッツ:ゲイター」の安いものを購入しました。
レンタル品はモンベルブランドが多いようなので、モンベル着ていくとかぶってしまう場合があるのは覚悟しましょう。

参考)今回行ったサンシャインツアー
いろんなコースがあります。

登山編に続く・・・

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