9月25日 朝6時半起床、天気は晴れ。今日は兵馬俑に行く予定。
バス乗り場
朝食と身支度を済ませ、昨日言われた場所に行ったら、しばらくすると赤いベスト着た女の人が来てバスの場所に案内してくれた。(西安鐘楼から北に向かう大通りの東側の歩道の辺り)
大通りにはとめにくいから、すぐ近所の路地を入ったところにバスを止めている。兵馬俑までのバス代は30元(660円)とお手頃。
バス内で説明もしてくれるが、残念なことに一言もわからない。
兵馬俑
兵馬俑に到着。バスを降りてから中国人の団体さんと別れ入口の方へ進む。でっかい始皇帝像がお迎えしてくれます。
入り口付近にいる首からストラップをぶら下げ、同じような白シャツに黒ズボンのガイドらしき団体(上の写真の傘さしてる人とかも多分ガイドさん)に、日本語ガイドがいるのか質問すると、300元(6600円)とのこと。ちょっと高いなーということでやめて、外国人用のパスポート入場口から中に入る。入り口の右手にある小屋でオーディオガイドを探すと、日本語はなく英語のみ。仕方ないので英語版を借りて40元とデポジット100元を払う。奥に進みながら英語ガイドを試しに聴いてみる。やっぱり英語力の問題で5割くらいしかわからないなーとストレスを感じる。
奥にもう一段あるゲートにガイド受付の窓口があったのでそこでもう一回、日本語ガイドっていますかって聞いてみると、ガイドさんに電話してくれて電話で交渉開始、初めは300元と同じ価格を提示された。一人なので少し高いからやめます。ありがとうって言いながら電話を返そうとすると、本当は300だけど、一人だし200に負けてあげるとのこと。ありがとうございます。ガイドの価格は基本的に決まった価格があるようですが、今回はたまたま空いてたので負けてくれたみたいです。(ちなみに中国語のガイドは90元(5人まで)です。ガイド用イヤホンが別途8元。)
私は一人分で200元(4400円)払いましたが、2人で300元なら一人当たり3300円、3人なら2200円、4人なら1650円なので、しっかり説明してくれるガイドさんは是非お願いするべきだと感じました。ガイドさんの説明がないとよっぽど事前に勉強と準備をしっかりしておかないと、どこに何がおいてあるかもわからないし、物の内容も分からなくてなんとなくサーっと通り過ぎてしまうだけになってしまったと思います。このガイドさんは、駐在員さんからの依頼も多いらしく、場数を踏んでるのでしっかりした説明をしてくれました。今は日本人が少ないって言ってました(今、英語も勉強しているらしい)。ちなみに10月の国慶節の間のチケットはもう売り切れたそうです。子運雑しそうな時期に行く方は注意が必要ですね。
一号坑、三号坑、二号坑の順で案内してくれました。
案内用のイヤホンを貸してくれたのですが、マンツーマンのガイドでこれいるかな?って最初思いましたが、坑内は想像以上に人が多くガヤガヤしてるので必要でした。
兵馬俑は、古代の中国で死者とともに埋葬された、兵士や馬をかたどった像のことで、数千もの兵馬俑が出土した。ここは中国を初めて統一した秦の始皇帝の兵馬俑です。1987年の始皇帝陵と共に中国初の世界遺産として指定され、年間数百万人の観光客が訪れているそうです。
兵馬俑坑は、現在1から4号坑まで発掘が進んでいて、その中で最大の1号坑からは歩兵部隊、2号坑からは射手、戦車、歩兵、騎兵の俑が見つかっている。2号坑は、その構成からおそらく野営地を表していると考えられる。3号坑はかなり小さく、位の高い将校の俑が納められていて、司令部ではないかとのこと。そして、最後の4号坑は空!(ここに入れる兵馬俑が完成する前に始皇帝が死去したためという見方も)
一号抗
かなりどでかい!!体育館みたいな屋根がかかった中にあります。規模に圧倒されます。
なんだかかっこいいです。
発掘し修復中の俑は赤・青・緑・黄色の丸いプレートがかかっていて、何時、誰が、何処でどんな状態で発掘したかなどの個別のID情報が記録されているそうです。
馬も修復中
三号抗
一号坑と比べるとかなりこじんまりしている。
首なしもたくさんいてる。頭は別パーツで作ってる関係で壊れやすいのかもしれません。
馬もいる
発掘された初期はこんな状態から修復がスタートする感じ。
二号抗
ここはちょっと広い。
今も発掘と修復の作業は続いている。
坑の横にも代表的なものの展示があります。
展示ホール
二号坑の横に展示ホールがありました。(接続されている)
多分これがパンフレットの表紙に乗ってる兵俑。なぜこれが有名なのかはわかりませんが、きっと保存状態が良かったとかだと思います。赤色とかも結構残っている。
鎧の所に作った人の名前が彫り込んである。これは朝、氏名がある人の方が階級が高いそうなのでこの人は庶民だったのでしょう。でもその庶民の職人が作った物が代表作になってるのは感慨深い。
顔の白い顔料が結構残っている俑。製作当初、兵馬俑は明るい色で塗られていたそうです。
一通り案内してもらった後に、発見者の一人の方がまだご存命で、館内で働いてるのであってみるか?って勧められたので、せっかくなので会ってみたいと思い、連れて行ってもらった。
名誉館長みたいな感じかと思っていたら、半分土産物屋さんみたいになってるところにある立派な机に座っていて、握手してくれた。兵馬俑の本が200とか300元で売っていて、サインをしてくれるらしい。ちょっと高いのと、すごくビジネスの香りを感じるので遠慮しておいた。本とか買わなかったので写真も遠慮しておきました。
兵馬俑の見学が終わり出口に向かうところで、ガイドさんから次なる提案が提示されました。
始皇帝陵と清華池の案内を追加200元でどうか?自分の車で送るし途中でおいしい麻婆豆腐の店で昼ご飯を食べようとのこと。少し迷いましたが、始皇帝陵と清華池にそんなに興味がなく、説明も詳しく聞かなくてもという思いがしたので、丁重にお断りしました。とってもいいガイドさんだったので払ってもいいかと一瞬思いましたが、合計で一人で400元(8800円)払うのはちょっともったいないなーと感じ思いなおしました。
ガイドさん、お名前忘れましたが本当にありがとうございました。とってもためになりました。
秦の始皇帝陵(麗山園)
兵馬俑博物館を出て始皇帝陵へはシャトルバスで行けます。(無料)
入場料は兵馬俑博物館とセットなので追加は不要ですが、園内が広大なのでバスが走っていて、その乗車賃が15元です。
K9901副葬坑
銅製馬車副葬坑
始皇帝陵
暑いのと少し面倒になったので、綾の丘?はスルー。
帰り道
かなり飽きてきて、お腹がいっぱいになった気分で帰路につきます。
どうやって帰ろうかと思いながら、タクシーは高そうだからパスして、最寄りの駅に行くバスでもあるかと探し始めました。色々人に聞いてやっと辺鄙なところに辿り着いた。これが結構遠い所にバス停があってめんどくさかったです。タクシーで地下鉄の駅まで出るのが素直な気がする。地下鉄も時間かかるので、いっそのこと全部タクシーの方が断然効率はよさそう、3人いたら間違いなくそうしたかな。結局、2時間くらいかかった。
よくよく考えると、もう一度兵馬俑に戻ってから、そこから中心部に向かう直通バスを探せばよかったんだと気が付きました。(絶対その方が楽だったとは思う)
まー私的にはローカルな西安を楽しめておもしろかったからいいことにしようと思います。
昼を食べ損なっていたので、パンと飲み物で済ませて、ホテルで休憩。
晩御飯
西安名物の羊肉泡馍(馍と言れるナンのようなパンを牛肉や羊肉のスープに浸して食べる)を頼んでみた。
ナンを自分で入れるか初めから厨房で入れるか?っぽいことを翻訳アプリで聞かれたので、食べ方がよくわからないのでそちらで入れてきてとお願いしたら。かなりの量のナンにスープを吸われてしまった。自分で入れる方が調整できていい気がします。とりあえず、量が多いので、7割ほど残してしまいました。すいません。
味はまあまあ美味しかったです。ホテルへの帰りに目星をつけていた15元のブロンズの兵馬俑をかいました。兵馬俑で売ってる本家のレプリカは200元以上するのですごく安いですね。
最後の西安散歩
今日が西安での最後の夜なので、少し散歩してみることに。
ちょっと南の方に行って、永寧門に行ってみました。
こんな感じの門が、
ド派手なライティングでこんな感じに。
たくさんの人が楽しんでいます。
明日は早朝の便で、西安からウズベキスタンに旅立ちます。西安ありがとう。楽しかったです。
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