ヒヴァへの夜行寝台列車で迎える朝
9月28日、夜行寝台列車にて6時に起床、曇り空。気温は不明。

モバイルバッテリーに繋いでおいたスマホをみると電池が残り60%少し、普段の感覚より少ない。きっと電波がほとんどないから無駄に電波探してるのかも?フライトモードにして電池を持たせる設定にする。一応ガイドブックあるから道はわかるけど、やっぱりスマホがないととっても不安になる、ほぼ命綱の感覚。
ここは地平線が見渡せる、荒涼としたステップ草原みたいな半砂漠。外には、線路に沿って、心許ない電線と保線用の舗装されてない道が寄り添っている。

同じ客室にウズベキスタンの学生がいたのでちょっと話をする。無難にスマホの話、ウズベキスタンで一番人気のスマホはiPhoneらしい。その子はiPhone15を持っていて、私はiPhone14だったので、君は最新機種を持ってるお金持ちで、僕は貧乏だとかいってみたりしてたわいのない会話をした。学生で最新機種もってるなんてもしかすると本当にお金持ちなのかも?と後で思ったり・・・。
街に近づくと緑が多くなる。朝の風景を見るのが好きだ、人気のない爽やかな空気感が、まだ手付かずの今日を期待させてくれるような気がする。

ヒヴァ到着
天気も良くて駅もきれい


駅から旧市街のイチャンカラまで、大通りが整備されている。電動カートのおっちゃんなどが声をかけてくるが、1.5キロもないので歩くことにしました。
途中で警備関係か何かの馬に追い抜かれました。足が太いので、地元種の馬でしょうか?


イチャンカラの城壁と東門が見えてきました。

門の前に何やら設営されていました。イベント用のステージと観客席のようです。

向かって左手にあった入口から内に入ってみました。東門自体にはゲートがあって一応共通入場券を見せないと入れてくれないのかもしれませんが、左の入口はゲートがなくフリーです。

お土産もの屋が並んでますが、古い建物がしっかり保存されていて異世界感があります。中央の青いタイルです装飾されているのが、ヒヴァ名物のずんぐりむっくりしたミナレット(尖塔)、なんだか愛嬌があります。

Orient Star Khivaホテルにチェックイン
本日は、メドレセを改装してホテルとして使われているところに泊まります。他より少し高かったけど、一泊は泊まってみたかったので・・・。(連泊でもよかったのですが、次の日は空いてなかった)

レセプションの天井もきれいです。

中庭も心地よい。よく見ると中央に半地下の部屋があるようですが、何だったんでしょうか?

二階西側の228番のお部屋でした。

天井がアーチ状になっていて、高さのおかげで解放感と柔らかさがあり、ふんわり包まれているような心地よさを感じます。
古い建築物で、壁がレンガでかなりしっかり作られているので、隣からの音漏れもなくいい感じです。

入り口の木製扉は文化財級の骨董品なので丈夫の通風窓と相まって音漏れまくりですが・・・まー前を人が通った時だけしか気にならないです。

水回りも文化財的な古さの建物の割にはしっかり改装されていてきれいです。

水回りと寝室を仕切る扉の上にある小窓もおしゃれです。

イチャンカラの西の端にある建築物の西側の部屋なので、バルコニーに出るとイチャンカラの西側が望めます。この建物自体は高層でもなんでもなく、3階くらいの高さだと思いますが、周りに高い建物がないので広々と見渡せます。

歴史を感じられる建物に泊まれるのはとっても嬉しいです。しかも許せる範囲まできれいに改装されていて快適に過ごせました。泊まってよかったです。
旧市街、イチャンカラ見物
観光地名物の結婚式の前撮り?写真を撮ってる人、おめでとうございます。

猫、しっぽ長いね

スザニの柄としてよく使われているザクロがなっていました。

路地がかっこいいです

旧ソビエト時代のクラシックな車「ラーダ・リーヴァ」、ナンバーついてるし現役でしょうか?渋いです。

カラ巡りのツアーの相談に
日本でカラ巡りのツアーを調べたときに「ウズベキスタンおっさん一人旅4 古代ホレズム王国カラ巡りツアー」というページからここが安そうだったので来てみました。
3か所のカラを回るシェアツアーの場合 $20、プライベートツアーの場合は車がセダンで(1-3 people) – $39、SUVで (1-4 people) – $69とかです。(Islambek Travel & HotelsのHPより2024/11/28時点)
左手の旅行社側の入口が開いてなかったので、ホテル側の入口から入り聞いてみると、今のところしあさってしかシェアツアーの予約が入ってないのでプライベートツアーになるとのこと、私が行きたいのは明後日だと伝えると、明日のこの時間にまでにもう一回来てみてもし他にも行きたい人がいたら申し込んだらとのこと。心の中ではまープライベートツアーでもいいかと思っていましたが、せっかくなので明日また来ると約束しておきました。
ここに来る途中でカラ巡りツアーの勧誘につかまりましたが、ここのツアーに参加する予定だと伝えると引き下がったので、値段は適正な感じがします。サマルカンドでシャフリサブスまで往復タクシーチャーターした女性にあったときに$80だったとか言ってたので、ここはぼったくりではないと思います。(ちなみに私は同じ旅程だけど、シェアで行ってくれと頼んで交渉すると33万スム($26)で済みました。現地で2時間待ってくれた)こういうツアーは、価格以外にいろんな要素があるので一概には言えないとは思います。

昼ご飯
お腹がすいてきたのでTeahouse Farrukhというお店に入って遅めの昼。ラグマンとコーラで7万スム(850円弱)。味はまあまあといったところでしょうか?ラグマンの本当の味がわからないので評価が出来かねます。なぜかメニューに価格の表記無し。一応聞いてから注文したような気がします。


観光客が喜びそうな、ウズベキスタンの縁台:タプチャンや遊牧民の住居:ユルタ風のものもおいてあります。


城壁を外から眺めてみる
一回東門からイチャンカラの外に出て、南門に回ってみました。



城壁の上にポコポコあるのはお墓らしいです。

ところどころ丸たん棒が規則的に出てますが、壁を作る時に構造とか足場用に必要なのでしょうか?どこかで見たのは、壁の表面で切り取られていたので本来の防御用の壁としては切り取ってしまうのが普通なのでしょうね。


晩御飯
一旦ホテルに戻って休憩、夕方になったので晩御飯と夜の風景散策に出かけます。
店はTerrassa Cafe & Restaurantにしてみました。
テラス席の景色がいいようですが、結構予約が入っているのでいい席は難しそうです。2階の屋外の席でいただきました。


汁なしのラグマン

お肉と野菜の焼き物とナン

ウェートレスさんが愛想が良くて働き者です。
夜散歩
夕暮れから夜にかけての雰囲気はすごくいいです。異国感・異世界感が増し増しになります。






明日は共通チケットを買って、本格的にイチャンカラを観光してみます
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