2022 雅な京都時代祭と勇壮な鞍馬の火祭り(けつ火傷するぞ~):どちらも3年ぶりの開催!!

散歩

アフターコロナ時代になって、外国人観光客で混雑する前に京都の有名なイベントを見学しようと思い、
京都三大祭の一つ「時代祭」と、
京都三大奇祭の一つ「鞍馬の火祭」
に行ってきました。
10月22日に同時開催ですので効率はいいですが、夜遅くまで時間が長くなるので少し体力がいります。

・京都大祭:5月15日に開催の「葵祭:路頭の儀」、7月に開催の「祇園祭」、10月22日に開催の「時代祭」
・京都三大奇祭:4月第2日曜日開催の「今宮やすらい祭」、10月22日開催の「鞍馬の火祭」、10月開催の「太秦の牛祭」。牛祭は最近開催されていない。

時代祭

見学場所

三条大橋付近:13時30分頃~
30分前には現地に到着しました。何とか橋の南側の最前列に見学場所を確保できました。
外国人観光客の方が戻ってきたときにはさらに混雑するのではないかと思います。
ちなみに南側のほうが混むのは、写真撮影上、北側だと逆行気味になるからです。
もっと条件のいい場所を望む場合、御所の出口付近が順光でおすすめですが、人気のスポットなのでかなり早い時間から場所取りしないといけないようです。

時代祭の内容

明治維新の時代から平安時代の時代行列が続き、その後ろに「神饌講社列」「前列」「神幸列」「白川女献花列」「弓箭組列」が続きます。
西郷隆盛とか織田信長とか時代の有名人に扮した人も見られます。

牛もいます。

感想

時代行列が長い~。
やってる方も大変だと思いますが、見ているほうも足がだるくなります。
ちなみに私は、時代行列が終わったあたりで退散しました。
時代祭の行列の人数は2000名にもなるそうです、それと比較すると葵祭は500名ほどと小規模になっているようです。
時代祭は京都のいろんな時代を見ることができ、ここで起こった壮大な時の流れを感じることができます。
でも個人的には、葵祭のほうが雅な感じがしますし、古くからの神事なので好みかもしれません。
ゆっくり座って楽しみたい人は、有料観覧席(2022年:3500円)をとることをお勧めします。

鞍馬の火祭

見学場所

地元警察の誘導に従い、見学順路を周回しながら(狭いエリアが混雑するため)

鞍馬の火祭の内容

2022年は神輿渡御は中止だそうです。

午後6時:神事触れ

「神事にまいらっしゃーれ」の合図で鞍馬の各戸に積み重ねられた篝(エジ)に一斉に点火され祭が始まる。
「サイレイ、サイリョウ」を繰り返して囃しながら各仲間の宿に出発の時刻などが伝達される。

幼少年が小松明を担いで練り歩く。

大松明を担いだ青年たちが加わる。

その後、菊・桐・蝶・葵・鳳・百足・寺の各鉾や鎧を着た武者が仲間の宿から出てくる

山門前では石段に大松明を立てた若者がひしめき合い一大壮観

(この辺で終電時間だったので退散しました。大半の人がこの時間帯で帰るようです。観光客が激減し、ほんとに地元の人のお祭って感じになるのではないでしょうか。)
2022年は神輿渡御がなかったので、この先の一部はなかったようです。

松明の祭から神輿の祭へと変わる。御輿の前で神幸の儀を執り行い、八所大明神御神輿・由岐大明神御神輿の順で参道を下る。
御神輿の上に鎧武者が乗り、後ろには綱がつけられ、坂や石段から急に降りないように町の乙女達が綱を引きます、
御神輿の上に人間が乗ること、また女性が参加することも祭の異色の一つ。
またこの綱を引くと易く出産が出来ると昔から伝えられていることで、多くの若い女性が綱を引きます。
山門の石段を御神輿が下りる時に2人の青年が御神輿担い棒に逆さ大の字になって摑まります。これを『チョッペンの儀』と言い、鞍馬での成人式の名残だとされています。
石段を下りた後、御神輿は氏子中を渡御し、御旅所に戻る。
御旅所では御神楽が奉納され、4本の大きな神楽松明が境内をまわり諸式が終了致します。
翌23日午前中に2基の御神輿が、御旅所から本殿へ御帰りになる還幸祭を執り納め、例祭『鞍馬の火祭』の諸儀が終了。

感想

思っていたより勇壮なお祭り・神事でした。いろいろうるさくなってきた今の時代、集落の中なのにあれだけの規模で沢山の松明・火を扱う行事ってないんじゃないでしょうか?
って思って検索するといろんな火を扱う祭ってあるんですね~。勇壮なものからしんみりするものまで、どこがいいとかすごいとかの問題ではない気がしてきました。ぜひ機会があったらどこも見てみたいものです。
参考)炎の熱を感じる日本の火祭り7選!
祭を最後まで見ようと思うと、0時をまたぐ可能性もあるようです。
その覚悟のある方は泊りか、規制外のなるべく近くに車を止めて見に行くしかないですね。
あと、夕方から始まって夜遅くまで続くお祭りなので、鞍馬に入る前にどこかで腹ごしらえしておいた方が無難です。
鞍馬の中にもちょっとした食べるところはありますが、混んでるかもしれませんし・・・。

その他)京都の有名モダン建築「レストラン菊水」で遅い昼ご飯

時代祭と鞍馬の火祭の間に遅めの昼ご飯を頂きました。場所は一度行ってみたいと思っていた「レストラン菊水」。
京都の鴨川沿いに建つレストランで地上5階・地下1階建て。鴨川を挟んだ向かいにはウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計のレストラン 東華菜館があります。
次はそちらにもお邪魔してみたいものです。かなりお高いようですが・・・・

定食にするとサラダ・スープ・ライスorパン・デザート・食後のドリンクがついてきます。
ポークカツ定食で1870円なり。おいしゅうございました。
京都だからパンにしてみればよかった。(京都はパン消費量日本一らしい)

店内大混雑で大忙し。

おしまい。

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