2022 京都三大奇祭:今宮神社やすらい祭

散歩

京都三大奇祭

一千年の歴史と文化が息づく古都・京都。
春の葵祭や夏の祇園祭、秋の時代祭等、王朝時代の趣を今に伝える雅で華やかなお祭りが一年を通じて開催されています。
そんな古い歴史がある京都ならではの少し変わった祭・神事もあります。特に、

  • 今宮神社やすらい祭
  • 鞍馬の火祭(由岐神社例祭)
  • 太秦の牛祭

この3つの祭りは「京都三大奇祭」「京の三奇祭」といわれたりします。
鞍馬の火祭には依然行ったことがあるので下記をご参照ください。
2022 雅な京都時代祭と勇壮な鞍馬の火祭り(けつ火傷するぞ~):どちらも3年ぶりの開催!!

太秦の牛祭は最近開催されてないようです。由緒ある神事のようなのでぜひ復活してほしいものです。

今宮神社やすらい祭

今回は、「今宮神社やすらい祭」が新型コロナを経て数年ぶりに開催されたので見学してきました。
このお祭りは疫病を鎮めることを目的として始まったそうなので、今後の新型コロナの収束を願うにはうってつけのお祭りです。

「やすらい祭り」は、京都市北区の紫野にある今宮神社にて開催される地域の行事・祭です。
鎮花祭、やすらい花ともいわれるこのお祭りは、国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統ある行事です。
平安時代後期の桜が散り始める春の終わり頃に、疫病や災害が蔓延したため、花の霊を鎮め、無病息災を祈願したのが祭りのはじまりといわれています。
花傘を先頭に20名ほどの赤毛・黒毛の鬼たちの行列が続き、笛や太鼓のお囃子に合わせて踊り歩きます。
花傘の下に入ることでその年は病気をせずに過ごせると言われており、古来よりの悪疫が流行すると、風流の装いを凝らし疫社に詣で、流行病が鎮まり穏やかになることを祈願する、この習わしにあります。
また、稲の花が早く飛び散らないようにという”豊作”を願う意味合いもあるそうです。
小学校3年生くらいまでは「小鬼」、高学年になると「笛」を担当。そして、中学生や高校生になると「鬼」になり踊ります。
小さな子どもから大人までが一体となり、やすらい祭りは今日まで伝承され続けているそうです。

花傘行列・鬼踊り

神社の東側のあぶり餅屋さんなどがある石畳の参詣道から地域を練り歩いた花傘行列が入ってきます。
あぶり餅屋さんの前の辺りでも、鬼踊りが見られ、一年の無病息災を願います。
例年は3時ごろのようですが、2023年は2時ごろ予定でしたが、15分程遅れてきました。

神社の境内に入ってからも本殿前もちろん、数か所で鬼踊りが奉納されます。

名物:あぶり餅

今宮神社といえばここでしか味わえない「あぶり餅」を忘れてはいけません。
千年以上続く由緒ある京都スイーツです。
「一和」「かざりや」という2店舗が参道をはさんで向かい合って営業されています。
今回は、「かざりや」さんでいただいてみることにしました。
急須でお茶を入れてくれるのでなんだか得した気分です。
もってきたときに、茶葉を蒸らすために3,4分待ってから淹れてねって言ってくれます。
甘い白みそたれでいただく香ばしいお餅は格別でした。

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