2023 台湾旅④十分と九份をツアーでめぐる(日本語ガイド付き)

散歩

日本で現地ツアーに申し込み

個人でも十分だけとか九份だけとかならいけるようですが、両方を一度に回ろうとすると移動が大変そうです。
そんなことをいろいろ考えた結果、日本語ガイド付きの現地ツアーに申し込むことにしました。料金は5200円くらいで日によって多少変動するようです。事前に日本でネットで申し込みました。
これで何の心配もなくアテンドしてくれるなら効率的だし安いと思います。
台北中心部の待ち合わせ場所には、私以外にも日本人の方が2組ほどいらっしゃいました。

道すがら台北101を横目に通過します。

こんな感じのちょっとボロ目の中型バス

台北から十分の滝 (十分瀑布)へ

十分の滝は台湾最大、幅40m高さ20mの滝です。7、8個の滝が一つのカーテンのような滝をなしています。規模は違いますが、ナイアガラの滝に似ていることから台湾のナイアガラともいわれているそうです。吊り橋や観光客向けの店舗を経て滝へアプローチします。果物はどこで見てもおいしそうです。

前日の雨の影響か水量も多く結構いい感じの滝です。マイナスイオンもいっぱい出てそうです。

十分のレトロな街並み (十分老街)とランタン上げ

十分は、線路でのランタン上げで有名ですね。
十分老街には一部線路が並行して走っているので、列車が軒先を通過するという日本では有りえない斬新な風景を楽しめます。
1色のランタンは200元(約900円)、4色版は250元(約1100円)です。
あまり上げる気なかったのですが、安いので1色版を記念にあげてみることにしました。
店の人が一生懸命写真を撮ってくれるのでいい記念になりました。体験型イベントとして最高によくできていると思います。

願いが叶いますように

ランタン上げ前の撮影の時に電車が来たのでそれも撮ってくれました。ポーズまで指導してくれます。

ランタン上げの後は周辺の十分老街の散策です。
牛角パンなるものを食べてみました。素朴な味わいでしたが今一つでした。

九份のレトロな街並み (九份老街)

ここがこのツアーのメインといっていいでしょう。
九份老街は、雨が多いため軒が深く、光が差し込みにくかったためかつては「暗闇街」と呼ばれていたそうです。 歴史的には、日本統治時代に金鉱の発見により街が開発され、炭鉱としても発展したそうです。しかし急激な鉱業資源開発で生産量が減り続け、1971年に閉山。九份と周辺の街ごと衰退の時代を迎えたようです。日本にもある炭鉱の街と同じ流れですね。「暗闇街」の呼び名にはこのころのイメージもあるのだと思います。
その後1989年。侯孝賢監督の映画「悲情城市」の舞台となったことで台湾国内にみならず、国際的にも観光地としてスポットライトが当たり、地域の人々の努力も実って台湾を代表する人気観光地となったそうです。遅ればせながら映画を見てみようと思います。

九份老街は、九份の街のメインストリートで、狭い道に小さな商店が所狭しと立ち並び観光客でごった返すほどです。主に「三平行・一縦」の4つの道で構成され、平行な道は、基山街・輕便路・汽車路、縦の道はこの3つの道を貫く豎崎路。山の斜面にある九份では、階段を昇ったり、ぐるっと回ったり、さまざまな特色を持つお店を冷やかしたりといろいろな楽しみ方ができる街だそうです。
日本で(世界でも?)有名な、宮崎駿の作品『千と千尋の神隠し』の着想を得たとも言われる阿妹茶楼もあります。まさにジブリの映画に出てきそうな雰囲気のお店です。半屋外の席もあり、山と海の絶景が一望できます。阿妹茶楼自体をゆっくり見たいなら向かいの海悦楼景観茶坊で眺めるのがおすすめです。私もそうしました。

現地にはちょうど暗くなりかけの6時過ぎに到着しました。昼から夕方、夜への光の変化が感じられるいい時間帯だと思います。

阿妹茶楼、ノスタルジックな雰囲気です。

海悦楼景観茶坊ではマンゴーミルク160元(約700円)をいただきました。特等席で座ってゆっくり見ることができるので、おすすめです。

人数がいるときは台湾茶のセットなども雰囲気があっていいと思います。基本セットが400~600元、茶水費が一人100元だそうです。
お隣の日本人の方が飲んでたので写真を撮らせてもらいました。

食べ歩きなどしながら街の散策をするととても楽しいです。

帰路は7時半前に現地を出発し、8時半過ぎに台北中心部に到着。とても効率がいいです。
今一つわからないシステムとしては、事前に払うツアー代とは別に、現地で運転手さんやガイドさんの交通費やらの名目で100元集めることです。ツアー申込後の案内にその旨書いてたので驚きはしませんでしたが、100元(約450円)くらいのことなので初めからツアー代に入れておけばいいのにって感じです。チップみたいな感じなのでしょうか?それでサービス側のモチベーションが保たれるならそれはそれでいいですけど・・・。

2時半から8時半くらいまでの6時間ほどのツアーでしたが、効率的に郊外の観光地がまわれていい感じでした。日本語ができるガイドさんがついてくれるのも安心です。個人では分からないような話も道すがら話してくれますし得した気分です。

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